確定拠出年金は大切な退職後のための資産であり、原則60歳まで引き出せません。
加入者の年齢にもよりますが長期的な運用となりますので、目先の相場変動のみにとらわれず、運用商品のリスクとリターンを正しく理解し、総合的にリスク許容度を判断する必要があります。
【長期運用におけるリスク許容度を判断する主な注意点】
・自分の年齢 ・公的年金も含めた定年退職後の収入状況
・資産や負債の状況 ・健康状態 ・家族状況
・取引の際や保有期間に応じて支払う手数料の水準
・長期保有による商品特性の変化
一般的には、高年齢層は株式などのリスクの高い資産の割合を少なくした方がよいといわれており、若い方は、多少リスクが高くてもリターンが見込める商品を組み込んでもよいといわれています。 また、投資対象資産を分散させることも大切です。なお、確定拠出年金では、運用商品の預け替えもできます。途中で、家族構成やマイホーム購入など自分の状況が変わったり、運用している商品が選んだ理由に合わなくなったりしてきた場合などは、運用商品を買い換えることも検討してみる必要があります。